湘南を探検・・・あおばずく2
去年は四月三〇日に第一声を聞いて以来、忙しさにかまけてゆっくり聞いている間がなかった。
天気が落ち着いた一週間ほど前から本格的に鳴き続けている。声をたよりに近づいてみると、アンテナや電柱から飛びたって、一まわりしてもとの場所へもどる動作をくりかえす。
これは、明りに集まる虫を捕えているのである。
懐中電灯で見ると、目が赤銅色に光るのが印象的である。
フクロウの仲間で、身近にいるため、中にはアオバズクをフクロウだと思っている人がいる。
「ゴロスケホッホー」と鳴くのがフクロウで、アオバズクはただ単調に「ホッホー」をくり返すだけである。
じっと聞いていると、もの悲しくなってくる声である。
箱根の強羅では、「ブッポーソー」と鳴くコノハズクが鳴いている。
遠くからだと「ポッソー」と聞こえるが、頭上で鳴かれると、とんでもない声になってしまう。
「仏法僧」と聞こえるのは、三〇〇~五〇〇メートルほど離れた所である。
湘南地方のフクロウ科は他に、コミミズクとオオコノハズクが記録されている。