湘南を探検・・・はるじおん
アオバズクが帰ってきて、新緑が目にしみる季節になった。
ツクシが背くらべした土手は今スギナの葉が伸びて、ここも一面新緑である。
その明るい緑から抜け出して、淡いピンクの花を開いたハルジオンが、五月晴れの青空に泳ぐ大きな鯉幟を、不思議そうに眺めている。
かわいい花を咲かせるハルジオンは、北米原産の帰化植物で、大正時代に東京から広がって、今では関東に広く見られるようになったものである。
花が咲くまで、茎の先を深くうなだれているのは、帰化植物の身分をわきまえた、しおらしい仕種であるが一旦入り込むとなかなか消えないしつこい草である。
ハルジオンの花は、中央に管状花が、周囲に細い花弁をもった舌状花が、ともに二〇〇個以上も集まって、全体で一つの花のように見える。
この舌状花は、帰化したてのころは赤味の強いものばかりだったそうだが、今では赤味の少ない淡紅色の花が多く目につく。