手間隙掛けたナシ2
これを見過ごしてしまうと、果実はひとりでに地面に落ちてしまう。
落ちても落としても花 種や木は困りはしないが、栽培している側では傷物になってしまうから大困りだ。
そこで園主さんは、落ちたくなっているな、と見た果実のお尻に手をそえて、気持ち、持ち上げるようなそぶりをしてみる。
すると案の定、甘えるようにてのひらに乗ってくる。
第二には、長い間つき合っている木では、果皮色の微妙な変化に、めくばせ(ウィンク)みたいなものが感じられる。
「園主さん、もうぼつぼつね」そんな気持ちのやりとりが自然に生じてくる。
こんな段階を経て、双方納得ずくで収穫作業が始まるのである。
さて、収穫したばかりの果実はまだ固い。
食べようと思えば食べられないことはないが、食べてみたとてまずいだけである。
この時点から熟れるまでの日数(追熟期聞)は、まず品種によって違う。